オニテナガエビ二世誕生飼育記録(両親は弘前生まれ、横浜にて二世誕生)         更新日:2015/03/08
2014年/8月24日 父・母親のエビ
8月6日に弘前より嫁入りしてきた水槽3ーR8.6♀(母親のエビ)が、夜の間に脱皮し頭胸部にオレンジ色した熟した卵巣が確認でき、5月22日にきた3−L5.22♂(父親のエビ)共にセパレションのところで興味を示していたため、8時にセパレーションを外すとすぐに交尾行動を行った。30分後交尾が終わったことを確認し、再びセパレーションを入れる。午後17時ごろやはりこの二尾がお互い興味を示していたために再度セパレーションを外した。すぐに交尾行動を示し交尾が確認され、母親が父親より逃れる行動が見られたのですぐにセパレションを入れ、母親が父親に食べられない様に隔離した
8月25日 母親のエビ
水槽3−R8.6♀が早朝産卵、腹肢部分に抱卵したことを確認した
8月27日 母親のエビ
水槽3−R8.6♀は抱卵中で卵が2日たっても落ちないところから受精したものと思われる
9月13日 母親のエビ
水槽3−R8.6♀は抱卵して19日目にふ化し二世誕生
母親のエビ3−R8.6♀を飼育槽3より取り上げ水槽3−Lに移した
9月16日 親のエビ
水槽3のエビ二匹か死んでいるのを早朝確認、原因は水温が以上に上昇(水温計40℃をオーバー)した為で、ヒーターを調べたら温度センサーを父親のエビがかじった為に起きたものと分かった。父親のエビのストレスによるものか?無理心中としか思えないが、二世をを残して今日は何という日だ
二世誕生飼育
2014年9月/
9月10日 母親のエビ
水槽3−R8.6♀は抱卵して16日目で化可能な日まで4日
抱卵した水槽3−R8.6♀を40Lの飼育水26℃(ヒーターセット)を張ったポリバケツ飼育槽3へ移した
ふ化後放養飼育する飼育槽1を65L塩分12PPTを用意する
9月13日 母親のエビ
水槽3−R8.6♀は抱卵して19日目にふ化し二世誕生
母親のエビ3−R8.6♀を飼育槽3より取り上げ水槽3−Lに移した
二世の幼生
母親のエビは抱卵した状態で13cm 42gあったので計算上は100%ふ化したとして約16,000尾?
母親のエビ3−R8.6♀を移した後、幼生を飼育槽1とできるだけ均等になるよう移したが、飼育槽1は大凡8尾/100ml、
飼育槽3は10尾/100ml、飼育槽1は80尾/1L X55l 4,400尾、飼育槽3は100尾/1LX55L 5,500尾 合計約9,900尾
飼育槽3のリッターあたりの尾数が多いため水槽1と3の調整をおこう(カウントはしなかった)
部屋のエアコンを27℃にセットした
9月14日

二世の幼生 室温29℃、水温29℃
ふ化後2日目
飼育槽1,3共に6時、10時、13時、16時の4回に分けブラインシュリンプを投与した(2g/日)
朝6時の分は濾過に時間がかかるために冷凍ブラインシュリンプを与え、のちにコーヒー用フィルターでこし水洗いした生きブラインシュリンプを与えた。
午後の給餌にはアクアグレースの高橋さんアドバイスのストックキングのつま先部分を使用してネットを作りそれでこして水洗いして給餌、
これはブラインシュリンプのノウプリウスも通さない優れもの
9月17日

二世の幼生 室温30℃、水温30℃,塩分13ppt
ふ化後5日目
幼生は飼育槽1・3共に100mlで約7尾程度確認 各4,200尾程度で順調
飼育槽1,3共に6時、10時、13時、16時の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
飼育槽1.3共に65Lとした
9月19日

二世の幼生 室温30℃、水温30℃,塩分13ppt
ふ化後7日目
飼育槽1,3共に6時、10時、14時、16時の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
13時に飼育槽1、3の掃除を行い5Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除も行う
網目の袋に入れたサンゴ約1kgを緩衝用として飼育槽1.3へ入れる
9月21日

二世の幼生 室温28℃、水温28℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が17℃だったせいか飼育水の水温は2℃低下した
ふ化後9日目 
幼生のサンプリングを行う
飼育槽1・3の各々の四隅より200mlすくい幼生のカウントを行った
結果:飼育槽1は64尾/800ml, 80尾/L、飼育水は67Lなので合計5、360尾となる
     飼育槽3は47尾/800ml, 58尾/L、飼育水は67Lなので合計3,880尾 で総合計9,240尾
     放養時9,900尾とすると今日の時点での歩留りは93%と予想以上の結果
飼育槽1,3共に6時、10時、14時、16時の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
13時に飼育槽1、3の掃除を行い10Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除を行う
10日目より与える生餌の材料を準備、鶏卵(大きいのでウズラの卵を利用する)、粉ミルク、クルマエビ初期餌料
ウズラの卵5個(55g、)粉ミルク(大きいスプーン2杯)、クルマエビ初期餌料(大きいスプーン2杯)を良く混ぜ合わせて蒸す
9月22日
二世の幼生 室温30℃、水温30℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が18℃
ふ化後10日目
飼育槽1,3共に6時、10時、14時、16時の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
13時に飼育槽1、3の掃除を行い10Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除を行う
15時半卵、粉ミルク、クルマエビ初期餌料を混ぜて蒸し(蒸し餌)、こしたものを6g水洗いして塩水500mlにまぜて二つの飼育槽に均等にあたえた
9月30日
二世の幼生 室温29.5℃、水温29.5℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が21℃
ふ化後18日目
飼育槽1,3共に6時、9時半、14時、16時半の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
10時と15時半に蒸し餌を6g水洗いして塩水500mlにまぜて二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除を行い20Lの塩水を入れ替えると同時にエアーフィルターの掃除を行う
蒸し餌を作る(木綿豆腐大さじ2、粉ミルク大さじ2、クルマエビ初期餌料大さじ2、うずらの卵5個をかき混ぜフードプロセッサーにて細かくかき混ぜて、せいろにて10分ほど蒸す)
10月1日
二世の幼生 室温29.5℃、水温29.5℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が20℃
ふ化後19日目
飼育槽1,3共に6時、10時半、14時、16時半の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
ブラインシュリンプのふ化率がここ数日前より良くない(方法は変わっていないが変わったのはメーカーが変わった)
9時と15時半に蒸し餌を7g水洗いして塩水500mlにまぜて二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除を行い20Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除を行う
10月2日
二世の幼生 室温29.5℃、水温29.5℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が19℃
ふ化後20日目
飼育槽1,3共に9時半、14時、16時半の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
ブラインシュリンプのふ化率が今日も思わしくないためクルマエビ初期餌料を補うため与える
6時と15時半に蒸し餌を7g水洗いして塩水500mlにまぜて二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除を行い20Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除を行う
10月11日 二世の幼生 室温29℃、水温29℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が18℃
ふ化後29日目
飼育槽1,3共に、10時、14時、16時半の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
最初に使用したブラインシュリンプのふ化率は比較にならないほど良いので原因が判り安心
9時と15時半に蒸し餌を7g水洗いして塩水500mlにまぜて二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除を行い20Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除を行う
掃除時サイフォンにて取り出した残餌等に混じり二つの飼育槽共に稚エビ1尾づつ確認できた
10月12日 二世の幼生 室温29℃、水温29℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が17℃
ふ化後30日目
飼育槽1,3共に、10時、14時、16時半の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
9時と15時半に蒸し餌を7g水洗いして塩水500mlにまぜて二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除を行い20Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除を行う
掃除時稚エビ3尾ほど確認できた
二世の幼生から稚エビへ
10月16日 二世の稚エビ 室温28.5℃、水温28.5℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が13℃
ふ化後34日目 
飼育槽1,3共に6時半、11時、14時、16時半の4回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
最初に使用したブラインシュリンプのふ化率は比較にならないほど良いので原因が判り安心
9時と15時半に蒸し餌を7g水洗いして塩水500mlにまぜて二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除を行い15Lの塩水を入れ替えると同時にエアフィルターの掃除を行う
稚エビは飼育槽の底や表面でも確認できるようになったので後4・5日で稚エビにかえるか
亡くなった親はちゃんと二世を残して旅だったのできっとあの世で喜んでいることだろう
10月22日 二世の稚エビ 室温28.5℃、水温28.5℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が22℃
ふ化後40日目 
飼育槽1,3共に7時、14時、16時半の3回に分けブラインシュリンプを投与(2g/日)
9時半と15時半に蒸し餌7gを水洗いして塩水500mlにまぜて二回に分け二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除,同時にエアフィルターの掃除を行う今日より3・4日かけて淡水化にかかる
10月24日 二世の稚エビ 室温28.5℃、水温28.5℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が13℃
ふ化後42日目 
飼育槽1,3共に9時に生、14時に冷凍のブラインシュリンプを投与
7時と15時半に蒸し餌7gを水洗いして塩水500mlにまぜて二回に分け二つの飼育槽に均等にあたえた
13時に飼育槽1と3の掃除,同時にエアフィルターの掃除を行う淡水化3日目で4PPTになる
二世稚エビの旅立
10月25日 二世の稚エビ 室温27.5℃、水温27.5℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が13℃
ふ化後43日目 
飼育槽1,3共に9時冷凍ブラインシュリンプを投与
13時に飼育槽1と3の掃除,同時にエアフィルターの掃除を行い稚エビ取り上げの準備し
15時より取り上げ作業を行う
結果約500尾をアクアグレースに持ち込み高橋店長自ら酸素詰め、梱包(温度を27℃程度に保つため
ホカロンを蓋、箱の内側にセット)して頂き、大和宅急便にて弘前山崎さんへ送った
残り約500尾は家にいるがいずれ数匹を残し動かす予定
10月26日 二世の稚エビ 室温28℃、水温28℃,塩分13ppt 昨夜の最低気温が16℃
ふ化後44日目 
弘前山崎さんより12時半無事到着したと連絡あった
11月1日 二世の稚エビ 水温26℃にヒーター設定
ふ化後50日目 
稚エビを100尾ほどアクアグレース高橋店長に育てていただく為にお渡し、残りを座敷より二階の私の部屋で60L水槽と
75Lバケツに50Lの水を張り200尾弱ずつ育てる
幼生飼育の問題点と経費
問題点 1.10日目より約一週間強ブラインシュリンプのメーカーを変えたためのふ化率低下で十分な給餌ができず幼生の歩留り低下となる
2.水温が29℃前後だったためか全部稚エビになるのに40日近くかかってしまったのも歩留りの低下の要因の一つと考える 
3.飼育水の交換等に1,000L使用したが、飼育水の循環ろ過を取り入れることで使用水量、人口海水、手間等軽減する
4.今回エアコンをフルに活用したが、次回はヒーターを使用、30〜31℃に維持しサイクルを30日とする
5.餌はブラインシュリンプが高価なため10日目から安価な蒸し餌の割合を増やす
経費 1.使用備品類   :75Lバケツ3個、15Lバケツ2個、エアポンプ5個、エアストーン(大)3個、水温計1個、
               比重計1個、1L計量カップ1個、水槽掃除用具(ホース、柄付スポンジ)
               3年使用できるとすると 
30,000円
10,000円
2.餌代        :蒸し餌(ウズラの卵30個、粉ミルク21g、豆腐45g、稚エビ用餌(魚粉の代用)
               ブラインシュリンプ(アルテミア) 20g 5箱
               合計 
400円
6,500円
6,900円
3.人口海水塩   :使用量 14.837Kg  9,940円
4.光熱費      :水槽の水温維持に部屋エアコンをフル稼働
   水道        :約1,000L通常月対比で15,000円増加した為経費として計上  
15,000円
5.経費合計     :人件費を除く      41,840円
6.1尾当たりコスト :稚エビ1尾当たりの生産コスト 41,840円/1,000尾(歩留り約10%) 41.84円/尾
7.次回は今回の問題点を鑑み次のシステムにて進め、最低でも50%の歩留りにて稚エビ生産を進める
  システムとして75Lポリバケツ1個(水量60Lにバケツの中央に大き目のスポンジフィル  ター1個)に1個の60L用循環ポンプにて
  1セットとし、一サイクル2セット使用すると100ゾエア/Lで12,000尾のゾエア を飼育できる
  この方法で一サイクル(30日)で歩留り50%6,000尾の稚エビ生産は可能と考える
  ブラインシュリンプの孵化には同じ75Lポリバケツに水をヒーターにて加温し2Lペットボトルを吊るして孵化させ使用する家にスペースがないために畳一畳程度で出来き、
  かたずける場合も同じサイズのバケツは重ねて仕舞える利点がある
二世稚エビの飼育
11月6日 二世の稚エビ 水温26℃にヒーター設定
ふ化後55日目淡水化して15日目
75Lのバケツの稚エビ約200尾を60L水槽4へ移す餌は蒸し餌(7gを400mlに混ぜペットボトルで冷蔵庫に保管)を一日朝夕に30mlを基本に残餌の状態で調整する。
11月21日 二世の稚エビ 水温26℃にヒーター設定
ふ化後70日目淡水化して30日目
餌は蒸し餌を以前同様に与える水槽2・4の濾過フィルターの水洗いを行う
11月30日 二世の稚エビ 水温26℃にヒーター設定
ふ化後79日目淡水化して39日目
餌は蒸し餌を以前同様に与える稚エビも2cm前後に成長、エビらしくなり良く泳いでいるのが見られるが特に摂餌のとき動きが見られる
12月15日 二世の稚エビ 水温26℃にヒーター設定
ふ化後94日目淡水化して54日目
餌は蒸し餌を1日朝夕二回(7gを450mlの水に混ぜ30mlピペットで25ml/1回=約400mg)与え、ナマズ用ペレットをつぶしメダカの餌を混ぜて1gを昼に与える。稚エビも目視で2.5から3.5cmほどに成長し活発に摂餌している様子が見られ、共食いも確認された。水槽2の濾過フィルターを交換し、水槽4の濾過フィルターは水洗いを行う
12月31日 二世の稚エビ 水温26℃にヒーター設定
ふ化後110日目淡水化して70日目
餌は蒸し餌を以前同様に与え、ナマズ用ペレットをつぶしメダカの餌を混ぜて昼に与える
稚エビも目視で2.5から4cmほどに成長し、水槽2・4共にトビがみられる
水槽2.4の掃除を行い、水槽2の濾過フィルターを水洗い15Lほどの水を交換、水槽4は水約10Lを交換、濾過フィルターも交換した。
水槽2(床面積0.18u)にはプラスティクのメッシュ板を二段(0.099u、0.009u)にし、床面積(合計0.369u)を広げ、
また、水槽4はプラスティクのメッシュ板を縦に一枚とビニールをテープ状に切りエンビパイプ5cmに海藻状につたもの3個を設置し
シェルター効果を見ているが目視だとどうも縦のシェルターが効果的と思われる。
2015年/1月6日 二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定する
ふ化後116日目淡水化して76日目
水槽2は水平に床面積を増やす形で成長を見ていたが、目視ではあるがどうも縦のシェルターが効果有るようでサンゴを
カキ棚の様につるしてみた。同時に水槽を掃除し15Lの水を交換する。
1月8日 二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定
ふ化後118日目淡水化して78日目
水槽4はプラスティクのメッシュ板を縦に一枚とビニールをテープ状に切りエンビパイプ5cmに海藻状につたもの3個を設置し
シェルター効果を見ているが、効果が有るようなのでビニール海藻を二個追加し、同時に水槽掃除10Lの水を交換した。
 1月15日  二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定
ふ化後125日目淡水化して85日目
餌は蒸し餌を1日朝夕二回(10gを500mlの水に混ぜ30mlピペットで25ml/1回=約500mg)与え、ナマズ用ペレットを
粗目につぶし10時と夕方に1gずつ与える
稚エビも目視で2.5から5cmほどに成長し、水槽2・4共にトビがみられサイズにバラツキがみられる
水槽2.4の掃除を行い、水槽2の濾過フィルターを交換5Lほどの水を交換、水槽4は水約5Lを交換、濾過フィルターも交換した。
1月20日 二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定
ふ化後130日目淡水化して90日目(3か月)
餌は蒸し餌を1日朝、昼、夕3回(10gを500mlの水に混ぜ30mlピペットで25ml/1回=約500mg)与え、ナマズ用ペレットを粗目につぶし10時と夕方に1gずつ与える
水槽2.4の掃除を行い、水槽2は10Lほどの水を交換、水槽4は水約10Lを交換した
2つの60L水槽(60cmx30cmx33cm=0.0594?)で1水槽当たり200尾(1?に換算ずると3,367尾)飼育し今日で3か月目、歩留りは目測で25〜30%程と予想しているがこれは実用的な数字ではい
私の経験上では、2,400,3,000,3,100uにて稚エビ平均330尾/u放養し幼エビを収穫第一段階養成池へ移した歩留りは64.8%の結果を得てる
このことを踏まえると、円形の水槽にごく緩やかな水流が有り、取り外しが簡単なシェルター(ビニュール海藻)と十分な給餌を行なうことで最大1,500尾/?の放養で60%歩留りが得られる計算になる
2月1日 二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定
ふ化後142日目淡水化して102日目
餌は蒸し餌を1日朝、昼、夕3回(10gを500mlの水に混ぜ30mlピペットで25ml/1回=約500mg)与え、ナマズ用ペレットを粗目につぶし10時と夕方に1gずつ与えることを継続している
水槽2.4の掃除を行い、水槽2・4共に10Lほどの水を交換、水槽2はフィルター交換、4のフィルターは水洗いのみとした
2月3日 二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定
ふ化後144日目淡水化して104日目
餌は蒸し餌を1日朝、昼、夕3回(10gを450mlの水に混ぜ30mlピペットで25ml/1回=約550mg)与え、ナマズ用ペレットを粗目につぶし10時と夕方に1gずつ与える
水槽2で共食いが確認された。被害にあったのは体長5cmほどの脱皮直後のエビで、共食いしたのはちょっと大きい6cmほど。
被害にあったエビは額角、胸脚、腹肢、尾肢、尾節が食べられていた。
2月12日 二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定
ふ化後152日目淡水化して114日目
餌は蒸し餌を1日朝、昼、夕3回(10gを450mlの水に混ぜ30mlピペットで25ml/1回=約550mg)与え、ナマズ用ペレットを粗目につぶし10時と夕方に1gずつ与える
水槽2・4の掃除を行い各々飼育水15L程入れ替え、水槽2のフィルターは水洗いし、水槽4のフィルターは交換した
2月17日 二世の稚エビ 水温25℃にヒーター設定
ふ化後158日目淡水化して120日目と稚エビになって4か月
水槽2・4の稚エビは120日飼育したので各々の水槽における個体数・体長(眼窩後縁から尾節)を確認比較した
結果は水槽2は83尾確認され歩留りは41.5%、最大体長6.2cm、最少体長1.8cm、平均体長3.5cmで体長構成の割合は4cm以上が32.6%であった
水槽4は61尾が確認されぶどまりは30.5%、最大体長7.5cm、最少体長1.6cm、平均体長3.1cmで体長構成の割合は4cm以上が18%と水槽2比べて7.5cm、6.4cmと二尾のトビ減少が起こりその結果が他の稚エビの成長並びに歩留りに影響したものと思われる今回の試みは60L水槽にて200尾の飼育は1u当たりに換算すると約1,100尾、1m3(立米)当たりの換算は約3,300尾と考えられない高密度飼育であったが、水槽2の様に床面積を増やす設備で、2か月くらいから3cm以上を選別し他に移しながら継続的な飼育管理することでかなり高密度な飼育の可能性がうかがえた試みであった(確認内容を添付)